Friday, July 10, 2009

ソフト音源 - es-e を触ってみよう!(第3回)

es-e の3回目です。
残りのパラメータの動きを確認して、今回で終わりです!

まだ良くわかっていないこともありますが、とりあえず自分の中ではすっきりしました。
やっぱり色々触って、音の変化を聞いて見るのが一番ですね。

■AR Int

AR Int の AR はAttack Release です。
Int は何でしょう。 Initiator ? すみません、よくわかりません(^ ^;

「ARのエンベロープジェネレータによりCutoff周波数を変化させる度合い
を設定します」ということですが・・・??

このパラメータは少し難しかったので、こんな風につまみを極端に設定してみました。


・Cutoff
Cutoff 周波数を一番低くします。
これだけですとほとんど全ての周波数がカットされますので音がなりません。

・Attack/Release
AR Int の効果をわかりやすくするためにそれぞれ少し長めにしてみます。
これによってゆっくり音が立ち上がって、鍵盤を離した後も残響音が長めに
残ることになります。

・AR Int
今回の主役のパラメータですが、一番右に振ってみます。

さて、この状態で聞くとどうなるか・・・

鍵盤を押すと徐々に(モワッと)音が明るくなり、鍵盤を離すと今度は逆に
徐々に音が暗く(柔らかく)なります。

これは、鍵盤を押した時にCutoff周波数が一番低いところから一番高いところまで
移動して、鍵盤を離すとCutoff周波数が一番高いところから一番低い所に戻って
いるんですね。

それぞれの移動にかかる時間はAttack Time であり、Release Time ということに
になります。

まさにARのエンベロープに合わせて、Cutoff周波数が変化しています。エンベロープ
ジェネレータが活躍しているのでしょうね。

AR Int のつまみの量は、このCutoff周波数の変化の度合いを調整しています。

じゃあ今度はこんな設定で試してみます。


今度は逆です。

Attack で一番高い周波数から一番低い周波数(ほぼ無音)へ移動して、
Releaseで一番低い周波数から高い周波数にCutoffが戻っています。

AR Intのつまみを半分から左にまわすとCutoff周波数の変化の方向が
高→低→高、つまみを半分から右にまわすと、低→高→低となるわけです。

ちなみにAR Intの真ん中にある○ボタンを押すと、つまみが真ん中に移動
します。この位置で効果がゼロということになりますが、しっかりとゼロに
しないとCutoff周波数に揺らぎが出てしまうので、設けてあるボタンなのでしょうか。

■Velo Filter

前回のVelo Volume と同じ様に、ベロシティという音の強弱でフィルターの感度
の度合いを変化させるパラメータです。

AR Int がゼロの場合には機能しません。

先ほどと同じ様に極端な設定にしてみることにします。


鍵盤を強くたたくと、Attack Timeとともに徐々に明るく固い音になって
一定の音色で固定され、鍵盤を離すとRelease Timeに合わせて徐々に
暗くソフトな音になって消えていきます。

鍵盤を弱くたたくと、この変化度合いが弱くなりますね。

Cutoff 周波数の変化=倍音の変化=音の変化ということが、良くわかります。

■その他

・エフェクト
コーラス系のエフェクトが3種類用意されています。
Pad系の音ということで、広がりを持たせるということでしょうか。



上から順にコーラスの効きが強くなっています。

ロジック側でエフェクトをかければいいというのもあるかもしれませんが、
このエフェクトならではの音と、CPUへの負荷が小さいというメリットが
あるのかもしれません。

・音程

一番右にある4/8/16でオクターブの位置を設定します。


■最後に・・・

私のMy Special Clarinetはこんな設定になりました
自分がクラリネットだと思えばそれでいいのですよね(^ ^;



―――――

シンセ系では一度FM方式のEFM1にトライしてみたいですね


次は何を題材にしましょう・・・
曲を作りながらゆっくり考えます(^ ^)

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