Wednesday, July 15, 2009

スコア(楽譜)を見やすく・・・

前回に続いてLogic のスコアをもうちょっと見やすくしていきたいと思いますが、
どんな機能があるのでしょう。

■調号/拍子記号

前回表示されたスコアを見ながら、最初に気付いたことは・・・
何調か調号を指定してありませんでしたね。

アレンジウィンドウ右上の「リスト」をクリックして、次に「調号/拍子記号」の
タブをクリックすると下の画面が表示されます。



Signature と Key の値のところをクリックすると値が変更できるようになります。

ここでは、何小節目の何拍目で調号をCメジャーにして、拍子を3/4に変える
なんてこともできます。

さぁ、これでスコアは次のようにすっきりしました。


■環境設定

新しい機能を使う時は必ずLogic 全体の設定である環境設定と、プロジェクト毎の
設定であるプロジェクト設定は要チェックです!

いつもはアレンジウィンドウ左上の環境設定ボタンを使っていますが、
今回はスコアウィンドウ上のメニューバーから開いてみます。


気になる設定としては・・・

・ノートのダブルクリック時の表示対象

スコアを編集するということでは、デフォルトの「音符の属性が良いと思いました。


この設定で、音符をダブルクリックすると下の編集画面が表示されて、
その音符の表示ついての細かな設定ができるようになります。


・シンボルフォント

スコア印刷時に使用するフォントを選択できるようになっています。


私のMacにはこれらのフォントがインストールされていないので
選択しても表示が崩れてしまいます。

Sonataフォントとかは綺麗な音楽フォントとして有名ですよね。
昔ビットマップの時代のMacには標準で付いていませんでしたっけ?
標準と、これらの美しさの違いは一度調べてみたいものです。

・カメラツール

スコアウィンドウ右上のツール選択でカメラツールを選択します。


Command キーを押しながらスコアをドラッグすると、この設定に
従ってクリップボードかPDFに書き出してくれます。


クリップボードだと、ペーストするソフトが必要になりますし、画像なので
取り扱いが難しかったです。
とりあえず私はPDFにしておこうと思います・・・が、どんな時に便利と感じるの
でしょうかね(^ ^;

■プロジェクト設定

プロジェクト設定も今回はアレンジウィンドウの左上からではなくて、スコアウィンドウ
から開いてみましょう。



「グローバルフォーマット」から「カラー」までがプロジェクト設定の
それぞれのタブにリンクしています。

沢山あるのでとても使い切れません(@_@)

とりあえず気になったところで「番号と名前」を変更してみます。



変更ポイントは小節の番号と音源名を非表示にします。
それぞれのチェックボックスをオフにすれば良いのですね。

これ以外では「音部記号と調号/拍子記号」と「レイアウト」
が表示イメージを変更する設定になっています。

もう一息・・・

■インスペクタ

これもLogicの設定ごとのパターンですが、スコアウィンドウ左にある
インスペクタを見ていきましょう。

もし何も表示されていないようでしたら、アルファベットの[i]を押してみてください。
表示がオン/オフされます。

・スタイル

これがスコア表示の最も根本的なスタイル制御です。


最初からPianoが選ばれていたので、びっくりするようなスコアになっていません
でしたが、Violaなんか選んだら、こんな風になってしまうわけです(^ ^;


なぜPiano譜だとLogicがわかったのでしょうか
それは、音の配置からインテリジェントに判断してくれたようです。

またこれは、アレンジウィンドウの左にあるインスペクタの中の
トラックパラメータボックスの一番下「スタイル」がAutoになっているので
自動的に判断したということのようです。
ここで、予め特定のスタイルを指定しておくことも可能です。



スコアの進歩はこのようなインテリジェントな機能によるところが大きいのでしょうね。

・クオンタイズ

このクオンタイズはスコア表示上のもので、他のクオンタイズと違って演奏にはいっさい
影響を与えません。
表記方法も他とことなるので少しわかりにくいですが、違いを認識させるためにわざと
かもしれませんね。

これも自動的に「32,48」とセットされていましたので、きっとLogicが最適な
ものを見つけてくれたのでしょうね。

これは32分音符と32分音符三連の混合クオンタイズということを表しています。

・解釈

これは特に見やすいスコアに大きく貢献しています!

ちょっとチェックボックスを外してどんな風に変わるか見てみます。


ポイントは小さな休符を入れずに、クオンタイズ値ともバランスをとって
見やすく自動的にアレンジしてくれることです。

ただし、スコアで音符を入力する場合にはこれをオフにしておかないと
いけないみたいですね。当然かもしれませんが(^ ^;

・シンコペーション

これも前後を見てみた方がいいですね。

デフォルトのシンコペーションがオフの時は


シンコペーションがオンになると、タイがとれて一つの音になりました。


これがシンコペーションなのですね。そういうことか・・・という感じです。

・オーバーラップ無し

これも前後を見てみます。

デフォルトのオーバーラップ無しがオンの場合は


オーバーラップ無しをオフにすると、こんなつもりだったりするところも
あれば、そんなつもりじゃなかったこともあって(^ ^;


この機能の評価は難しいですが、確かにオーバーラップ無しの方が見やすいです。
ただ、正確さから言えばちょっと疑問も。

音符単位には設定出来ないパラメータなので、私のように大体でよければオンで
ちゃんと正確にスコアを作りたい人はオフにして追い込んでいくのでしょうかね。

・最大付点数

複付点音符でいくつまで付点を付けるかということが選択できるようになっています。
でも、付点が2つまでしか見たことがないような。そんな沢山付けられるのですね。

知らなかった。

■まとめ

こんな感じになりました・・・
というより、LogicのAutoの調整がうまく機能してあまり修正するところはありませんでした(^ ^;



―――――

スコアを見やすくするという点で、次回はスコアに歌詞を入力することに
チャレンジしたいと思います。

ではまた!

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