Saturday, June 27, 2009

Ultrabeat 第5回 - シーケンサーの実践

Logic Studio 付属のリズム(ドラム)シンセサイザー Ultrabeat の第5回目です。

まだ、機能を網羅できていないですが、今までのところで実際にパターンを
作成してみることにしました。

■設定

まず、設定を読み込みましょう。
今回はちょっと装いを変えて「African Kit」にします。



次にLength と Resolutionの設定ですね。

Length を32ステップにして、Resolution を1/16にしましょう。
4/4拍子で16分音符です。



えーと次は

空のパターンを選択しましょう。
sq が付いていない(まだパターンが設定されていない)11(A#-1)を選びました。



これでとりあえずいいのかな。

いったん設定を別名で保存しておきましょう。
とりあえず名前は「African Kit_for Blog」にでもしておきます。



■パターン作成

楽しみにしてるのが、Create & Replace Randomly です。

小物系の音で、Pedal Hat を選択して、打ち込む場所で Control とクリック
もしくは左クリックでメニューを表示して Create & Replace Randomly
を選択すると、適当なパターンが入力されます。



なんかいいのかどうかよくわからないです(^ ^;

ベースとなるビートがないからですね。

バスドラ系の音で基礎を作ってみることにします。
African Kit の場合は、Djembe のようですね??

なんの楽器だろう。
wikiで調べてみますか。

wikipedia Link

西アフリカの楽器でジャンベと読むのですね。
低音から高音まで出せるということで、この Kit では 1〜5までと沢山あるのですね。

うーん、今までプリセットを使うだけでしたが、色々踏み込んで調べてみると、
リアル感が増しますね。楽器や演奏する人たち、その歴史を理解することはとても良い
ことのように感じました。

ということで、クリックで入力していきます。

ベロシティは全部同じなので機械的ですね。
まずアクセント(accent)を付けてみましょう。



それから velocity/gate のところでcontrol クリックで Alter Vel を選択して
ベロシティをランダムに変化させてみます。Randomize Vel は強烈だったので
今回は Alter で。



もうちょっと違う楽器で普通のパターンをいくつか足して、細々したところで
何回か Create & Replace Randomly 繰り返して面白いパターンを探したり
それを手で直したりしながら・・・とりあえず出来た見たいです。

ストレス無く気軽に作れますね。



■バリエーション

なんとなく曲をイメージしながら、音数が少ないパターンも作ってみます。
2段階ぐらい盛り上がるのがいいかなぁ

パターンのところで、Control+クリックで今のパターンをコピーします。
そして、12(B-1)の空っぽのパターンを選択して、同じ方法でペーストします。



とりあえずパターンのコピーができました。

音を間引いたパターンを作ってみます。先ほどの Create & Replace Randomly の
ところにClearもありましたね。

もう一つのパターンは完全に空っぽから手で入力してみます。

ちょっといい加減ですが、とりあえず3つのパターンが揃いました。

■Logic でどう使おう

Pattern と パターン名 12(B-1) sq の間のボタンみたいなところを、Logic の
トラックのところにドラッグ&ドロップをすることで、パターンをリージョン化する
ことができます。素晴らしい!



リージョン化したら、あとはループとかコピーで構成を作っていけば完了ですね。
全部できたら、UltrabeatのSequencer電源はオフにしておきましょう。



・・・

作り終えました・・・
勢いあまってベースとピアノを追加してしまいました。
なぜこんな音楽になってしまったのか自分でもわかりません(^ ^;
メロディは皆さんのご想像にお任せします(^ ^)



―――――

次はシンセ部分と行きたいところですが、ビートばかり聞いてたら少し
疲れてきてしまいました(^ ^;
Ultrabeat 第1部はとりあえず終了にして、他のことも取り混ぜながら
挑戦を続けて行きたいと思います!

Logic 深すぎますね・・・

Monday, June 22, 2009

Ultrabeat 第4回 - シーケンサーの入力方法

Logic Studio 付属のリズム(ドラム)シンセサイザー Ultrabeat の第4回目です。

いよいよ、ステップシーケンサーを使ってパターンを作っていきたいと思いますが、
その前に下準備を・・・

■基本的な設定

まず最初に設定しておくことは、下部にあるパラメータの Length と Resolutionです。



シーケンサーは1サイクルで最大32ステップを使うことができます。
何ステップで1サイクルかを設定するのがLengthになるわけです。

Resolutionは分解能と呼ばれていて、簡単に言えば音符ということになります。

なので

Length=32, Resolution=1/16 であれば4/4拍子、16分音符、2小節となります。
Length=16, Resolution=1/8 であれば4/4拍子、8分音符で2小節。

ちょっと複雑にしてみると、

Length=12, Resolution=1/16 であれば3/4拍子、16分音符、1小節ですね。

こんな風に組み合わせで複雑な拍子も打ち込むことができるようになります。

■登録済のパターンを拝見

下の画面を見て下さい。
雰囲気違いますよね。
これは画面右下隅の「full view」というボタンをONにすると切り替わります。



32ステップ × 25サウンドのマトリックスになっていて、音がなる場所に
青いマークが表示されています。

わかりやすいですよね。

ここでは「Classic Dub Kit 02」の「10(A-1)sq」パターンを選択しています。
また[Shaker 1]のサウンドが左側のアサインメントセクションで選択されています。

そして、選択された[shaker 1]が下部のステップシーケンサー部分にも表示されて
いるわけです。

■Velocity / Gate

さて次は、ステップシーケンサー部分に注目してみましょう。



Velocity/Gateの青い短冊は・・・

Velocity: 音の強さを縦軸で表しています。
Gate: 音の長さを横軸に表しています。

これはVelocity/Gate上で、マウスのドラッグによって書き込むことができます。
ワンクリックで直ぐに値が設定されてしまうので、ちょっとびっくり。
注意が必要です。

これってUndoできないんですよね、多分(^ ^;
でもここではあまり細かな値に神経質になる必要はないんでしょう。
一応変更前に状態をCopyして、前の状態にPasteで戻せるようにしておくことにしました。
それは後ほどご説明を。

そうそう、面白い機能がありますね。
Velocity/gate上のどこかで、control キーを押しながらクリックすると
メニューが表示されて、ランダムにVelocityやGate値を変更してくれるのです。
Vel は Velocity のことです。



これは全てのステップに対して行われてしまいますのでご注意ください。
AlterとRandomizeの違いは、Randomizeの方が大胆に!変更されるということです。
本当びっくりするぐらい(笑

■swing

「swing」右の小さなボタンをクリックすると青が点灯/消灯しますが、これはswing
のON/OFFですね。さらに左にあるswingのつまみでその量を調節できます。
アレンジウィンドウのクオンタイズ同様、偶数拍のタイミングを少しずらして、スイング感
を作ることができます。

■トリガ行

「swing」の右に1から32までの数字が並んでいますが、full view での
選択されたドラムサウンドの右にあるマトリックス上の数字と全く同じ機能です。

クリックして青色に点灯させると、その数字のステップのイベントをONに、
クリックして消灯するとOFFにするというものです。

クリックすると、イベントが無かった場合はデフォルトのVelocity/gate値でイベント
が作成されて、既に登録済の場合はその値でON/OFFがなされるようです。

ここでまた面白い機能が!

トリガ行の上のどこかでcontrol キーを押しながらクリックすると、またメニューが
表示されます。



先ほどのvelocity/gate値やトリガのON/OFF設定のCopyやPasteはここで行う
ことができます。
全てのステップに対して行われますので、変更する前に一度Copyしておくと、間違って
変更してもPasteで元の状態に戻せるので、安心して編集ができます。

あとは、なんか沢山選択項目がありますね。
使ってみると、退屈なステップ入力が効率的にまた楽しくなります。
あまりに多いのでここでの補足はしませんが、個人的にはランダム系を
多用しそうです。

■accent

本日最後の設定項目は、アクセントです。
シンプルですね。



accentの量をスライドバーで設定して、アクセントを付けるステップに青色を点灯
させるだけです。

velocityでもコントロールできますが、こういった細かな機能を組み合わせていく
ことで、効率的にリズム作りができると思います。

―――――

次回は、ステップシーケンサーを使って個人的に簡単なものを作ってみようと思います。
リアルタイム入力とはまた違う感じを楽しめれば良いのですが。

Ultrabeatは長くなりそう(^ ^;

Sunday, June 21, 2009

Ultrabeat 第3回 - シーケンサーを動かす

Logic Studio 付属のリズム(ドラム)シンセサイザー Ultrabeat の第3回目です。

第1回ではリアルタイム録音でパターンを作っていきましたが、今回は
Ultrabeatが誇るステップシーケンサーに触れてみたいと思います。

遊び程度で触ったことはありますが、ちゃんと向き合うのは初めてです(^ ^;

■シーケンサーの起動

下の図の部分がステップシーケンサーになります。



まずはプリセットのシーケンスを再生してみます。



上の図の左上が電源ボタンで、ONにするとシーケンサーが動作可能になります。
その下のeditモード切り替えはデフォルトのまま「Voice」モードにしておきましょう。

一番下のPatternのところ(1(cー1)sq)をクリックするとプルダウンリストが
表示されます。



ここではシーケンスパターンの切り替えを行います。
Cの-1から始まって、Bの0までの2オクターブのキーと対応する24個のパターン
が登録できるようになっています。

既にシーケンスパターンが登録されているものには sq という文字が最後に付きます。
このまま1(C-1) sq を選択しました。

最後にシーケンサー電源ボタンの右のボタン「トランスポートボタン」をONにすると
パターンが再生されます。



テンポはアレンジウィンドウで設定されているテンポと同期されます。

■パターンの切り替え

パターンの切り替えは前に触れたように、Patternで選択することも可能ですが、
MIDIノート信号(例えばMIDIキーボードの操作)で操作することもできます。

下部中央にある「Pattern mode」を ON にして、その右側のプルダウンリスト
で切り替えのモードを選択します。



これらのモードについては、実際に試してみるのが一番ですね。

・One Shot Trigger
 MIDIノートを受けると(鍵盤を押すと)パターンが1サイクル再生されて
 停止します。
 次の信号を受けると、1サイクル以内であれば、対応するパターンを
 1拍目に戻って再生します。

・Sustain
 MIDIノートを受けると開始し、MIDIノートが解放される(鍵盤が離れる)まで
 再生を続けます。
 再生中に(MIDIノートが解放される前に)新しいMIDIノートを受けると、
 そのノートに対応するパターンが1拍目に戻って再生されます。
 
・Toggle
 MIDIノートを受けると開始し、同じMIDIノートを受けるまで再生を続けます。
 異なるMIDIノートを受けると、サイクルの途中でパターンが切り替わります。

・Toggle on Step 1
 Toggle と基本的に同じですが、サイクルの途中でパターンが切り替わらずに、
 次のサイクルの1拍目(すなわちStep 1)で切り替わります。
 同じMIDIノートを受けた場合は次のサイクルの1拍目で停止、すなわち
 次のサイクルは再生されないことになります。

ライブで即興的に演奏するのであれば、Sustainがいいですね。
予めプログラミングするのであれば、Toggleを使いそうです。
いずれにしても自由度の高い十分なモードが用意されていると思いませんか。

■ちょっとした問題

ここで!

私のKORGのMIDIキーボードはセンターがC3なので、88鍵盤ですが
A-1までしかありません。
ローランド系の方はセンターがC4なので更に厳しいですね。

私はとりあえずA-1以上を使うようにして、それより下も使う必要があれば
トラックにピアノロール等で打ち込んでしまうか、Caps Lock キーボードを
使おうと思います。

■ Voice Mute Mode

右下にあるVoice Mute Mode は、これをONにしておくと、C1以上のドラム
サウンドがMIDIノート信号で再生されないようになります。



MIDIノートをパターン切り替えにしか使わない!宣言ということですね。

切り替えと、ドラムサウンドはMIDIノートが重複していないので、
個人的にはあまり使うことはなさそうです。

―――――

さて次は実際にステップシーケンサーの入力を行ってみたいと思います。
興味深い機能が色々ありますね。

全ての機能を網羅するならマニュアルと一緒なので、ここでは自分が
良く使う機能をセレクトして経験を踏まえてご紹介したいと思っていました。

でも今回は、ちょっとマニュアルに近くて残念です(^ ^;
少しでも何かのご参考になれば・・・

Saturday, June 20, 2009

Ultrabeat 第2回 - マルチ出力

Logic Studio 付属のリズム(ドラム)シンセサイザー Ultrabeat の
第2回目です。

今日もアサインメントセクションと呼ばれているエディタ左側を
もう少し見て行きたいと思います。

■ミキシング

アサインメントセクションには、簡単なミキシングができる基本的な
機能がついています。

25音の独立したシンセなので、真面目にミキシングしようとすると
アレンジウィンドウのトラックでやることになりますが、それは
大変ですよね(^ ^;

なので、Ultrabeatの中だけで、各ドラムサウンドのバランス調整が
できるのは良いと思いませんか?



左から見て行くと・・・

【発音】
鍵盤のようなパッドキーは、クリックすると青く光って
対象のドラムサウンドが再生されます。

【サウンド名】
次にドラムサウンドの名前があって、ダブルクリックすると名前の変更も
できてしまいます。

【ボリューム】
それから名前の下に青いバーがありますが、これはボリュームになっていて、
マウスでドラッグすることで大きくしたり、小さくしたりすることが
できます。

ちょっと「Bing」が大きかったので -7.5db にしてみました。


【sq】
次に「sq」と見えるのは、選択されているシーケンスパターンで使われている
サウンドということを指していて、これはまた後で触れますね。

【ミュート/ソロ】
あとは「M」ミュートと「S」ソロもあります。
クリックすると点灯して、25音の中でのミュート/ソロが設定されます。

【パン】
それから、Panもあるので、ドラムセット内の各楽器音のステレオバランスも
調整できます。
Logic Studioではこの手のつまみ類は、まわすというより、ドラッグで上下に
動かして値を決めます。左に振りたい場合は下にドラッグするということに
なりますね。

この時に、Option キーを押しながらドラッグすると、必ず0に合わせてくれます。
これはLogicの至るところで使える便利な機能ですよ。

【マスターボリューム】
一番上にマスターボリュームがあり、Ultrabeat全体の出力レベルをここで調整する
ことができます。


■マルチ出力とは

さて、最後に残りました一番右の「Main」です。

クリックするとつぎのような選択肢が表示されます。


これを覚えておきながら、アレンジウィンドウ下の「ミキサー」ボタンを押して
ミキサーを表示させてみます。



Drum Ult 5 とあるトラックがUltrabeat のトラックになります。

すぐ上に「+」のボタンがありますが、これをクリックすると
右隣のAux 3 が画面表示されます。また続けてクリックすると
Aux 9 が表示されることになります。

因みに「-」をクリックすると最後に表示されたものから順番に
非表示になっていきます。

■マルチ出力の使い方

Main の次の「3-4」という選択肢は、I/O でインプットに指定
されている 「UB 3-4」のことだったのです。

つまり、Main 出力から切り替わってAux 3 (オグジュアリーチャネル)
という補助出力チャネルを介してOutput 1-2 に出力されるわけですね。

当然アウトプット先をOutput 3-4 にすれば、別系統でのオーディオ出力も
可能になるわけです。

ここでのメリットは、特定のドラムサウンドだけ別のイコライザや
エフェクトをかけられるということだと思います。
当然ここでレベルやPanもいじれるわけですので、より細かなミキシング
を行えるということで、この2段階のミキシングはとてもリーズナブル
だと思います。

とりあえず、High Hat を 3-4 にまわして、Channel EQ のプリセットで
少し上の方を持ち上げてみました。
















■設定の保存

プリセットの設定を変更してしまいましたので、この設定を別名で
保存しておきたいと思います。

エディタ上部の設定名をクリックして、「設定を別名で保存」を選択
します。



そうすると、保存する画面が表示されますので、名前を適当なものに
変更して、そのまま保存します。



パスは上の図でわかるように、ユーザ専用のUltrabeatに保存される
ことになります。

―――――

次は内蔵のシーケンサーを使ってみたいと思います。
これも本当に良く出来ていますよね(^ ^)

それではまた!

Sunday, June 14, 2009

Ultrabeat 第1回 - 音を出してみる

Logic Studio 付属のリズム(ドラム)シンセサイザーであるUltrabeat を
クローズアップです!

正直言うと、単なるリズム音源として使っていただけで、持っている機能の
一割も使っていませんでした。

ざっとマニュアルを読むと、機能の豊富さに改めてびっくりです。
表面的になってしまうかもしれませんが、何回かに分けてチェックして
いきたいと思っています。

第1回と名付けてしまいましたので最低でも2回(笑

■トラックの設定

まずはソフトウェア音源トラックの作成です。作成方法は以前のエントリー
を見てみてください。

今回はソフトウェア音源にUltrabeatを選択です。



Ultrabeat と EXS24 の場合は他の音源と違って「マルチ出力」が
選択できるようになっています。

バスドラとかスネアとか、それぞれの音を別々に追い込んでいくので
あれば「マルチ出力」が便利ですので、今回はこれを選んでみます。



Ultrabeat のエディタが表示されました。

かっこいいですが、取っ付きにくいですよね(^ ^;

ちなみに、エディタ画面が消えてしまったら、音源を選択した
チャンネルストリップのI/Oのところの「Ultrabeat」をクリック
すれば再表示されます。

■設定の読み込み

エディタの上部にあるメニュー類から、プリセットの設定ファイルを読み込みます。



今回は「ClassicDub Kit 02」という設定を選んでみました。

■音をならす

MIDIキーボードもしくは、Caps lockキーを押して(lock状態にして)
MAC のキーボードのキー操作で音をならします。



[A]キーがド(C)になるんですね。
音域は数字キーでコントロールするようになっていて、
[4]を押してから[A]を押すと一番下のバスドラの音が聞こえます。
Ultrabeatの音はC1から始まっていて、一般的な88鍵キーボードの
下から二つ目のドがこれに対応しています。
画面上の[4]のところに1と書いてあるのは、C1の1を指している
のですね。

Macbookなどで作業する時は本当に便利です。

■Ultrabeatの構造

今回はエディタの一番左に注目です。

1番下の「Deep Kick」がC1のキーに相当して
バスドラになっています。

そこから上に向かって2オクターブ(12×2=24音)
が独立したドラムボイスになっています。

そして一番上の「Dub Bass」が3オクターブ目、
つまりC3に相当して、他のボイスと異なってC3より
上に向かって半音階で音をならすことができます。

つまり24+1=25の独立したボイス、25個の
独立したシンセサイザーの集合体がUltrabeat という
ことになるようです。





■ちょっとリアルタイム録音

ここまでで、リアルタイム録音をしてみます。
4小節のサイクルモードにして、重ね録りしてみます。



上の図の一番左の85.0000という数字がテンポになっていて、その上で
マウスを上下にドラッグテンポの変更ができます。今回は85でいきます。

そして、右側のサイクルモードボタンをON(緑を点灯)にして、
テンポの確認とイメージを作るために、クリックボタンをON(青を点灯)
にしました。



さらにUltrabeatのトラックを選択して録音モードにして、
一番上のルーラーのところで緑の帯を4小節分に広げて
サイクル録音の範囲を設定します。

あとは録音モードにして弾くのみ・・・

■リージョンの結合

サイクル録音は1度録音を止めてしまうと、次の録音は別のリージョン
になってしまいます。つまり同じ1から4小節の上に2つのリージョン
が重なっている状態ですね。

今回はまさに2度サイクル録音したので、このようになりました。
これだと編集も面倒ですので、別トラックにするか、リージョンを結合
してしまいましょう。

結合はマウスで範囲を下のようにドラッグ選択してから


アレンジウィンドウ上部のメニュー「トラック」から
結合−リージョン選択すれば1つのリージョンにまとまります。


■ループ

リージョン右端の上半分にマウスを持っていくと、くるっとまるまった
矢印が表示されます。それをそのままドラッグ&ドロップすると、ループ
を設定できます。

あくまでも実態は最初の1〜4小節目になります。今回は4回ループで
16小節としました。



■サンプル

とりあえず簡単に録音したものをアップします。
所詮アマチュアですから細かなことは気にしないでください(笑



―――――

ほぼ、今まではこんな感じで使っていました。
結構長くなりましたが、実はUltrabeatの機能をほとんど使ってませんね(笑

次回はマルチ出力について触れたいと思います。

ではまた!

Sunday, June 7, 2009

録音2日目(クォンタイズ−2)

久しぶりのエントリーです。
もう録音二日目というのも変ですが、前回の続きということで(^ ^;

音単位でクォンタイズをコントロールする時に、私がいつも使って
いるのは、ピアノロールです。

■ピアノロールのクォンタイズ

ピアノロールはアレンジウィンドウ下の「ピアノロール」タブを
クリックして表示します。

ピアノロールへの表示はリージョン単位になるので、続いて編集対象の
リージョンをアレンジウィンドウで選択します。












続いてピアノロールウィンドウの上部のクオンタイズの設定で
前回と同様に、合わせたい音符のグリッドを選択します。
この時に音符が選択状態にあると、選択された音符はクオンタイズ
されてしまいます。



今度はクオンタイズしたい音符を選択します。

ここでケースに合わせて二つの方法を使っています。
いずれも非破壊編集になりますので、解除することができます。

【1】ツールによるクオンタイズ

ピアノロールウィンドウ右上のツール選択メニューから
クオンタイズツールを選択します。

右側のツールを変更した場合は、通常は左側のツールに
なっていて、Command キーを押すと右側のツールになります。



クオンタイズツールで音符をクリックすると即座にその音符が
クオンタイズされます。

ですので、すごくはずれているところだけ見つけてクオンタイズを
かける時は便利だと思いませんか。

【2】選択してクオンタイズ

通常のポインタツールで音符を選択して、キーボードの「Q」を
クリックするか、ピアノロールウィンドウ左上の「Q」のボタンを
クリックします。



音符の選択を柔軟に行えるので、複数の音を選択する時は、こちらの
方が便利ですね。

■ピアノロールのクオンタイズ解除

クオンタイズの解除は、対象音符を選択して、ピアノロール左上の
「機能」メニューから「クオンタイズの解除」を選択すると
解除されます。

Shift キーとControl キーと「Q」を押しても解除されます。



■破壊編集

前回同様にアレンジウィンドウの「MIDI」メニューから
破壊編集を適用できます。

■音符の選択方法

ピアノロールウィンドウの左上の「編集」メニューを選択すると
いくつか音符の選択方法が選べます。



何か一つの音符を選択してから、「同じイベントを選択」とすると
同じ音が全部選択されます。
例えばバスドラだけ・・・みたいな使い方はあるかもしれませんね。

「似たイベントを選択」では音符の場合はオクターブも選択される
ようになります。クオンタイズではあまり意味がないかもしれませんが。

このメニューでは色んな選択方法があるので、試してみると面白いと
思います。

因みに、左の鍵盤をクリックするとリージョン内のその音が全て選択
されるので、これも使えますね。

―――――

次は何を勉強しようかなぁ・・・

ソフトウェア音源の使い方なんてどうでしょう?
プリセット使うだけだったりするので、ちょっとがんばって
自分なりの音を追求してみようかな。

ということになるかもしれません(^ ^;

ではまた!