Tuesday, July 28, 2009

無音の挿入(ロケータ)

録音再開の第一弾です!・・・が、すごく軽めですみません(^ ^;

一度録音した後で、途中に何小節か加えたいなぁ なんてことがありますせんか。

私の場合は、曲の頭に雨の効果音を入れたかったので2小節開始をずらしたいと
思いました。

■無音の挿入

無音を挿入したい場所に、挿入したい長さだけロケータを指定します。


この場合は曲の先頭を2小節ずらそうとしています。

そして、バールーラーの上のどこかで左クリックか、Controlキーを押しながらクリックして
メニューを表示させます。


下から3番目にある「ロケータ間に無音を挿入(選択範囲)」を選択します。

すると綺麗に2小節全リージョンが後ろにずれてくれました(^ ^)

ある特定のリージョンを選択した場合は、そのリージョンだけで無音が挿入されるようです。

このロケータのメニューを見るといろんな機能があるんですね。
ちょっとだけ他のも見てみましょう。

■ロケータをリージョンで設定

ロケータを、あるリージョンと同じ場所と長さだけ設定したいこととかありますよね。
そこを繰り返し聞いて細かなエフェクトの調整をしたり・・・

対象のリージョンをクリックして選択します。


続いて、バールーラの上で、またControlキーを押しながらクリックしてメニューを表示
させます。
今度は、「ロケータでリージョン/イベントで設定」を選択します。


するとロケータがちゃんと設定されました。


便利ですね(^ ^)

ではあともう一つ!

■左ロケータと右ロケータ

同じメニューに「左ロケータと右ロケータを入れ替える」というのがあります。
一体何でしょう?

実は、最近までよくわかっていませんでした(^ ^;

それでは実際に先ほどの状態からメニューを選択して入れ替えてみます。


するとロケータの表示が変わりました。
これが左ロケータですね。

通常ロケータを設定する場合は、バールーラー上で、ロケータのスタート地点でクリックして
右にドラッグしてループ範囲を設定します。これが一般的に使う右ロケータ。

最初のクリックから逆の左にドラッグすると、上のような左ロケータになるのです。

で一体どんな機能があるかというと・・・

左ロケータの部分を演奏時にスキップすることになります。

この部分を飛ばすとどんな風に聞こえるかとか、確認をする際にこの部分は
OKだから飛ばして他のところだけ確認とか、使い道は色々ありそうですよ。

■トランスポートバーのカスタマイズ

この辺の機能を多用される方は、トランスポートバーをカスタマイズして
ボタンを表示しておくと良いですね。

トランスポートバーの辺りで左クリックかControlキーを押しながらクリックすると、


「トランスポートバーをカスタマイズ」が表示されるので選択します。
すると、表示/非表示の選択画面が表示されます。


例えば「左ロケータと右ロケータを入れ替える」を選択すると
トランスポートバーに入れ替えのボタンが表示されます。


左から2番目が入れ替えボタンです。

沢山の機能から自分のスタイルに合ったものを選択して、更にUIのカスタマイズで
効率的に!
早くこんな風になりたいものです(^ ^)

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次回も録音や編集で使った機能を色々と見ていければと思います。

ではまた!

Sunday, July 26, 2009

また録音開始!予告編

週末もあっという間に終わりです(T_T)

今日は「Logic のスコア(楽譜)は使えるのでしょうか」で整理し直した曲の
中間部を作って、とりあえず形にしてみました。

まだ音を足したり、音を整理したり、整えたり色々やることがありますが、
今回やったこと、それからこれからやることを書いていきたいと思います。

作った曲は babaouo studio で公開してますので、暇で何もすることがない時に
聞いてみてください(笑

さぁ、Logic まだまだ勉強しなくては(^ ^;

Saturday, July 25, 2009

スコア(楽譜)に文字を入力しましょう

曲名や歌詞をスコアに入れてみようと思います

実際にやってみると以外に奥が深いのに驚きました。
今回は簡単に終わると思ったのに・・・

■テキストの入力

スコアウィンドウの右上のツール選択で「テキストツール」を選びます。


この場合は右側のツールですので、Command キーを押しながらポインタを
テキストツールにして、適当な場所でクリックして文字を入力します。

まずはタイトルということで、スコアのヘッダ部分に入力することにします。

■テキストパラメータ

入力したテキストをクリックすると左側のインスペクタにテキストのパラメータボックス
が表示されます。

ヘッダやフッタ等に置かれた場合と、譜表部分に置かれた場合で少しパラメータが
異なります。

■グローバルテキスト(ヘッダ、フッタ等の余白領域)

テキストのパラメータボックスは以下のようになっています。


・スタイル

テキストのスタイルを指定するもので、あらかじめ用意されているスタイルから適当なものを
選択します。後で触れますが、スタイルではフォントの種類や大きさが指定されています。

・配置

左よりや、中央揃え等の位置合わせをしてくれます。
この場合は曲のタイトルでしたので中央揃えにしています。

・縦位置/横位置

ここの数値を変更することで、テキストの相対的な位置を微調整することができます。

・ページ

1ページ目のみに表示するか、全部に表示するか等の指定を行います。

・ゾーン

トップ、ヘッダ、フッタ、サイドなどの表示位置を指定します。

■歌詞の入力(1)

今度はタイトル同じ方法で譜表の中にテキストを入力してみたいと思います。

入力してからクリックして同様にテキストのパラメータボックスを見てみると・・・


グローバルテキストの場合と少し違いますね。

・譜表

譜表は何段目の5線に属するテキストかということを意味しています。
2であれば、2段目の5線の上ということになるようで、ピアノ譜形式だとちょうど真ん中に

歌詞が 書かれていることになります。



・歌詞

ここではチェックボックスがチェックされていません。
チェックされるとどうなるのか、後でトライしてみることにします。

・スタイル、配置、縦位置、横位置

これらはグローバルテキストと同じです。位置については、譜表からの一番上から
どれだけ離れているかが縦位置になっているようです。

■歌詞の入力(2)

良く見てみると、歌詞の入力には特別のパーツが用意されていました。

スコアウィンドウ左のインスペクタの一番下には「パーツボックス」が用意されています。
その中の下の方に「LYRIC」というパーツがあります。


使い方は、LYRICのパーツをスコア上にドラッグ、もしくはLYRICを選択した状態で
して、歌詞の始まりの音符のところでテキストツールでクリッックすると文字を入力
できるようになります。

そして歌詞を入力するわけですが、エンターキーの変わりにTABキーを押すことによって
次の音符にカーソルが移動します。

このように、音符(MIDI情報)と歌詞をリンクさせていくわけですね。

音符と歌詞がリンクされるとどんな良いことがあるかというと、
音符の間隔が言葉の長さによって自動的に調整されるということなのです。


実はこれは前に出てきたパラメータボックスの歌詞チェックボックスをオンにする
ことで同じ状態になります。

この歌詞情報は、アレンジウィンドウの右上の「リスト」をクリックして、
「イベント」タブを選択すると、状況が「メタ」イベントとして確認する
ことができます。

ですのでここで調整することもできるわけですね。



■システムテキストスタイル

スコアウィンドウ上部のメニューの「テキスト」から「テキストスタイル」を選びます。


するとテキストスタイルのウィンドウが表示されます。


既にいくつかのスタイルが既に登録されていますが、これらはシステムテキストスタイルと
呼ばれていて、ページ番号などのスコア上で自動表示されるテキストのスタイルとなって
います。

システムテキストスタイルの名前は変更できませんが、例のところの「Times」を
クリックするとフォント指定の見慣れたウィンドウが表示されます。


ここでフォントスタイルやサイズを指定(変更)することができ、対象のスタイルを
使っているすべてのテキストの属性が自動的に変更されます。

よく整理されていますね。

■テキストスタイルの作成

テキストスタイル画面の左上にある「新規」のボタンをクリックして
「新規テキストスタイル」を選択します。


すると、新しいスタイルが一番最後に追加されます。


カスタムなテキストスタイルは名前のところをクリックすると変更できるように
なっていますので、とりあえず「Title」としてタイトル用のスタイルを作ってみる
ことにしました。

続い例の「Times」の上をクリックして先ほどと同様にフォントウィンドウから
文字の属性を設定して完了です!

こんなったら、「Lyrics」というスタイルも作ってしまいましょう。

まだまだ機能満載ですが今回はこれで終了にします(^ ^;

■最後に

結局歌詞のチェックボックスはOFFにしました。
ちゃんとした歌の楽譜だったら歌詞が音とリンクしていたほうが良いと思いますが、
ざっくりと曲のイメージを伝えるものであれば手軽さを優先させたいと思います。



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とりあえずスコア機能のとっかかりはできたので、これからゆっくりといろんな機能を
試してみたいと思います。

次は何の話題にしましょう・・・・

ではまた!

Friday, July 24, 2009

New Logic Studio 登場!

新しいLogic Studio がついに登場ですね!!



米国では24時間以内に出荷のようですが、日本のApple Storeを見ると1ヶ月から
1ヶ月半後に発送となっています。

詳しい情報はまだよくわかりませんが、インターフェースは大きく変わっていない
ように見えますね。

エレキギター系の新しいアンプシミュレータや、エフェクトが全面に出ているようです
ので、Logic Studio 8 でインターフェースはほぼ固まって、細かな改善やプラグインの
充実というところが Logic Studio 9 の方向性ということなのでしょうか。

第一印象としては、派手なUI変更ではなく、ツールとしての更なる使いやすさと
自由度の向上を目指しているようで、個人的には好感が持てます。

まだ予約はしていませんが、新しいバージョンに触れるのを楽しみにしています。

追伸
米国Appleサイトでは、Movie付きで新しい機能の紹介がされています!

Flex Tool は強力ですね。まるでMIDIデータを取り扱っている感じです。
Audio QuantizeのようAudioをあるテンポ軸にフィットさせてしまったり、
Audioのスピードを音程を変化させずに自在にコントロールしたり・・・

確実に音作りの幅が広がるでしょうね。

今までもなんとか出来たのでしょうが、ポイントはMidiデータを扱うような
ユーザーインターフェイスの秀逸さなのだと思います。

あと25のモデリングされたギターアンプも魅力的です。
ギターちゃんと練習しようかなぁという気にさせてくれます(^ ^;

Wednesday, July 15, 2009

スコア(楽譜)を見やすく・・・

前回に続いてLogic のスコアをもうちょっと見やすくしていきたいと思いますが、
どんな機能があるのでしょう。

■調号/拍子記号

前回表示されたスコアを見ながら、最初に気付いたことは・・・
何調か調号を指定してありませんでしたね。

アレンジウィンドウ右上の「リスト」をクリックして、次に「調号/拍子記号」の
タブをクリックすると下の画面が表示されます。



Signature と Key の値のところをクリックすると値が変更できるようになります。

ここでは、何小節目の何拍目で調号をCメジャーにして、拍子を3/4に変える
なんてこともできます。

さぁ、これでスコアは次のようにすっきりしました。


■環境設定

新しい機能を使う時は必ずLogic 全体の設定である環境設定と、プロジェクト毎の
設定であるプロジェクト設定は要チェックです!

いつもはアレンジウィンドウ左上の環境設定ボタンを使っていますが、
今回はスコアウィンドウ上のメニューバーから開いてみます。


気になる設定としては・・・

・ノートのダブルクリック時の表示対象

スコアを編集するということでは、デフォルトの「音符の属性が良いと思いました。


この設定で、音符をダブルクリックすると下の編集画面が表示されて、
その音符の表示ついての細かな設定ができるようになります。


・シンボルフォント

スコア印刷時に使用するフォントを選択できるようになっています。


私のMacにはこれらのフォントがインストールされていないので
選択しても表示が崩れてしまいます。

Sonataフォントとかは綺麗な音楽フォントとして有名ですよね。
昔ビットマップの時代のMacには標準で付いていませんでしたっけ?
標準と、これらの美しさの違いは一度調べてみたいものです。

・カメラツール

スコアウィンドウ右上のツール選択でカメラツールを選択します。


Command キーを押しながらスコアをドラッグすると、この設定に
従ってクリップボードかPDFに書き出してくれます。


クリップボードだと、ペーストするソフトが必要になりますし、画像なので
取り扱いが難しかったです。
とりあえず私はPDFにしておこうと思います・・・が、どんな時に便利と感じるの
でしょうかね(^ ^;

■プロジェクト設定

プロジェクト設定も今回はアレンジウィンドウの左上からではなくて、スコアウィンドウ
から開いてみましょう。



「グローバルフォーマット」から「カラー」までがプロジェクト設定の
それぞれのタブにリンクしています。

沢山あるのでとても使い切れません(@_@)

とりあえず気になったところで「番号と名前」を変更してみます。



変更ポイントは小節の番号と音源名を非表示にします。
それぞれのチェックボックスをオフにすれば良いのですね。

これ以外では「音部記号と調号/拍子記号」と「レイアウト」
が表示イメージを変更する設定になっています。

もう一息・・・

■インスペクタ

これもLogicの設定ごとのパターンですが、スコアウィンドウ左にある
インスペクタを見ていきましょう。

もし何も表示されていないようでしたら、アルファベットの[i]を押してみてください。
表示がオン/オフされます。

・スタイル

これがスコア表示の最も根本的なスタイル制御です。


最初からPianoが選ばれていたので、びっくりするようなスコアになっていません
でしたが、Violaなんか選んだら、こんな風になってしまうわけです(^ ^;


なぜPiano譜だとLogicがわかったのでしょうか
それは、音の配置からインテリジェントに判断してくれたようです。

またこれは、アレンジウィンドウの左にあるインスペクタの中の
トラックパラメータボックスの一番下「スタイル」がAutoになっているので
自動的に判断したということのようです。
ここで、予め特定のスタイルを指定しておくことも可能です。



スコアの進歩はこのようなインテリジェントな機能によるところが大きいのでしょうね。

・クオンタイズ

このクオンタイズはスコア表示上のもので、他のクオンタイズと違って演奏にはいっさい
影響を与えません。
表記方法も他とことなるので少しわかりにくいですが、違いを認識させるためにわざと
かもしれませんね。

これも自動的に「32,48」とセットされていましたので、きっとLogicが最適な
ものを見つけてくれたのでしょうね。

これは32分音符と32分音符三連の混合クオンタイズということを表しています。

・解釈

これは特に見やすいスコアに大きく貢献しています!

ちょっとチェックボックスを外してどんな風に変わるか見てみます。


ポイントは小さな休符を入れずに、クオンタイズ値ともバランスをとって
見やすく自動的にアレンジしてくれることです。

ただし、スコアで音符を入力する場合にはこれをオフにしておかないと
いけないみたいですね。当然かもしれませんが(^ ^;

・シンコペーション

これも前後を見てみた方がいいですね。

デフォルトのシンコペーションがオフの時は


シンコペーションがオンになると、タイがとれて一つの音になりました。


これがシンコペーションなのですね。そういうことか・・・という感じです。

・オーバーラップ無し

これも前後を見てみます。

デフォルトのオーバーラップ無しがオンの場合は


オーバーラップ無しをオフにすると、こんなつもりだったりするところも
あれば、そんなつもりじゃなかったこともあって(^ ^;


この機能の評価は難しいですが、確かにオーバーラップ無しの方が見やすいです。
ただ、正確さから言えばちょっと疑問も。

音符単位には設定出来ないパラメータなので、私のように大体でよければオンで
ちゃんと正確にスコアを作りたい人はオフにして追い込んでいくのでしょうかね。

・最大付点数

複付点音符でいくつまで付点を付けるかということが選択できるようになっています。
でも、付点が2つまでしか見たことがないような。そんな沢山付けられるのですね。

知らなかった。

■まとめ

こんな感じになりました・・・
というより、LogicのAutoの調整がうまく機能してあまり修正するところはありませんでした(^ ^;



―――――

スコアを見やすくするという点で、次回はスコアに歌詞を入力することに
チャレンジしたいと思います。

ではまた!

Monday, July 13, 2009

Logic のスコア(楽譜)は使えるのでしょうか

この週末に、作りかけの曲を完成させようと作業を始めたのですが、
そもそもどんなコードだったかわからなくなってしまいました(笑

長い間放っておいた私が悪いのです(T_T)

コピーをするのも間抜けなので「そうだ、スコアを見てみよう!」ということに
しました。

昔Logicの古いバージョンで使った時は、ちゃんと見れる形にするのに結構大変な
思いをした気がしますが・・・

■ スコアを表示

キーボードパートをスコアで表示すればきっとどんな風に弾いたか思い出せるはず。
当たり前ですね(^ ^;

リージョン単位で楽譜が表示されるということでしたので、対象のリージョンを選択して
アレンジウィンドウ下の「スコア」ボタンをクリックしました。

すると・・・


最初見た時は分けわかりませんでしたが、これは全部のリージョンが表示されている
のですね(^ ^; 選択したリージョンの五線が青くなっています。

とりあえずもう一度表示させたいリージョンを選択してみると・・・



対象のリージョンだけがきれいに表示されるではないですか!
それらしいです。

該当のリージョンのスコア部分をクリックするとそのリージョンだけに、
それ以外の余白の部分をクリックすると全部が表示される仕組みのようですね。

もう一つの表示方法も見てみます。

それはトップのメニューの「ウィンドウ」から「スコア」を
選択する方法です。Command キー+3でもOKですね。



すると先ほどと全く同じスコアのウィンドウが、別ウィンドウとして表示されるました。

それではついでに、もう一つ。

環境設定(アレンジウィンドウの左上)から「グローバル」を選択します。


「グローバル」の「編集」タブを選択して、「MIDIリージョンのダブルクリック時に
次の物を開く」でスコアを選択します。


そしてリージョンをダブルクリックすると、スコアウィンドウが表示されます。
スコア編集がメインの人はこの設定にしておくと便利ですよね。
私は「ピアノロール」に戻しておきます。

■スコアをページ表示

とりあえずスコアを大きく見たいので、Command キー+3で別ウィンドウ表示
させます。

このままだと1段のみの表示で、2段目に折り返すことなく右に続いて行くのですが、
楽譜のように表示させたいですよね。

なのでスコアウィンドウの上にあるメニューから「ページビュー」をクリックして
青く点灯させます。


するとなんかそれらしい楽譜になっていますね!


何の設定もしなくてもここまで綺麗に表示されるとはびっくり。

―――――

とりあえずこれで当初の目的は達成して、無事どんな風に弾いたか思い出せました(^ ^)

でも少し面白そうなので、次回もう少しスコアの機能を探索してみたいと思います。

Friday, July 10, 2009

ソフト音源 - es-e を触ってみよう!(第3回)

es-e の3回目です。
残りのパラメータの動きを確認して、今回で終わりです!

まだ良くわかっていないこともありますが、とりあえず自分の中ではすっきりしました。
やっぱり色々触って、音の変化を聞いて見るのが一番ですね。

■AR Int

AR Int の AR はAttack Release です。
Int は何でしょう。 Initiator ? すみません、よくわかりません(^ ^;

「ARのエンベロープジェネレータによりCutoff周波数を変化させる度合い
を設定します」ということですが・・・??

このパラメータは少し難しかったので、こんな風につまみを極端に設定してみました。


・Cutoff
Cutoff 周波数を一番低くします。
これだけですとほとんど全ての周波数がカットされますので音がなりません。

・Attack/Release
AR Int の効果をわかりやすくするためにそれぞれ少し長めにしてみます。
これによってゆっくり音が立ち上がって、鍵盤を離した後も残響音が長めに
残ることになります。

・AR Int
今回の主役のパラメータですが、一番右に振ってみます。

さて、この状態で聞くとどうなるか・・・

鍵盤を押すと徐々に(モワッと)音が明るくなり、鍵盤を離すと今度は逆に
徐々に音が暗く(柔らかく)なります。

これは、鍵盤を押した時にCutoff周波数が一番低いところから一番高いところまで
移動して、鍵盤を離すとCutoff周波数が一番高いところから一番低い所に戻って
いるんですね。

それぞれの移動にかかる時間はAttack Time であり、Release Time ということに
になります。

まさにARのエンベロープに合わせて、Cutoff周波数が変化しています。エンベロープ
ジェネレータが活躍しているのでしょうね。

AR Int のつまみの量は、このCutoff周波数の変化の度合いを調整しています。

じゃあ今度はこんな設定で試してみます。


今度は逆です。

Attack で一番高い周波数から一番低い周波数(ほぼ無音)へ移動して、
Releaseで一番低い周波数から高い周波数にCutoffが戻っています。

AR Intのつまみを半分から左にまわすとCutoff周波数の変化の方向が
高→低→高、つまみを半分から右にまわすと、低→高→低となるわけです。

ちなみにAR Intの真ん中にある○ボタンを押すと、つまみが真ん中に移動
します。この位置で効果がゼロということになりますが、しっかりとゼロに
しないとCutoff周波数に揺らぎが出てしまうので、設けてあるボタンなのでしょうか。

■Velo Filter

前回のVelo Volume と同じ様に、ベロシティという音の強弱でフィルターの感度
の度合いを変化させるパラメータです。

AR Int がゼロの場合には機能しません。

先ほどと同じ様に極端な設定にしてみることにします。


鍵盤を強くたたくと、Attack Timeとともに徐々に明るく固い音になって
一定の音色で固定され、鍵盤を離すとRelease Timeに合わせて徐々に
暗くソフトな音になって消えていきます。

鍵盤を弱くたたくと、この変化度合いが弱くなりますね。

Cutoff 周波数の変化=倍音の変化=音の変化ということが、良くわかります。

■その他

・エフェクト
コーラス系のエフェクトが3種類用意されています。
Pad系の音ということで、広がりを持たせるということでしょうか。



上から順にコーラスの効きが強くなっています。

ロジック側でエフェクトをかければいいというのもあるかもしれませんが、
このエフェクトならではの音と、CPUへの負荷が小さいというメリットが
あるのかもしれません。

・音程

一番右にある4/8/16でオクターブの位置を設定します。


■最後に・・・

私のMy Special Clarinetはこんな設定になりました
自分がクラリネットだと思えばそれでいいのですよね(^ ^;



―――――

シンセ系では一度FM方式のEFM1にトライしてみたいですね


次は何を題材にしましょう・・・
曲を作りながらゆっくり考えます(^ ^)