Thursday, July 9, 2009

ソフト音源 - es-e を触ってみよう!(第2回)

es-e の2回目です。

今回は、オーディオ波形を見ながらパラメータの変更がどのような効果を
もたらしているのか見ながら進めたいと思います。

■第1回の振り返り

まずはクラリネットに似通った音ということで、Wave で矩形波を選択しました。
波形で見るとこんな感じです。



・矩形波選択・・・綺麗な矩形波です


・Cutoff設定・・・Cutoff周波数より上がカットされている感じがしますね
         いい加減ですみません(^ ^;


・Resonance設定・・Cutoff周波数のあたりが強調されます。結構変化が。


・Attack/Release設定・・・Attack 部分の緩やかな立ち上がりがわかります。


■Vib/PWMとSpeed

これはLFO(Low Frequency Oscillator)と呼ばれる低周波の発信器で音の波形を
変調するものだそうで、ものすごくゆっくり変化する波形で、低すぎて人間の
耳には聞こえない音なのですが、音の波形をこのゆっくりした波形で手を加える
こと(変調)で新しい効果を生み出すわけです。
なんとなく感覚わかりますよね。でも電気的、数学的な動きはちょっと(^ ^;

ここでの変調には2種類、Vib と PWM があります。

・Vib

ノコギリ波、矩形波のそれぞれにおいては、Vib(Vibrato:ビブラート)になります。
音の高低が連続的に変化するわけです。

その変化のスピードがSpeedのパラメータで決定されます。

少し大げさにして波形を見てみると、波長が変化して音の高低が
発生しているのがわかります。

  

・PWM

PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)と呼ばれて、今度は
矩形波におけるパルス幅を連続的に変化させることになります。
波長は変わらないので音の高さは変わらず、パルス幅の変化によって
倍音が変わって音の性質に変化が連続的に変化することになります。

なんかわかりにくいですよね。



これが適用されるのは、ノコギリ波、矩形波とつまみをまわして行くと、
次第にパルス幅が変わるモードになります。
このケースでPWMが適用されるようになるのです。

上記のケースでの波形を見てみるとパルス幅が変わっていくのがわかりますよね。



ということで、クラリネットに話を戻すと、このぐらいの設定でしょうか。
微妙なビブラートになります。



■Volume/Velo Volume

Volumeは簡単ですね(^ ^;
音量ということで波形上は振幅(縦軸)の大きさということになりますね。

Velo Volume はベロシティボリュームということでベロシティの感度を調整
します。

ベロシティは音符単位の音量になりますが、タッチセンサが付いている
キーボードであれば鍵盤を押す強さで音量が変化する度合い(感度)を設定
することになります。

とりあえずこんな感じに設定しました。



―――――

全てのパラメータ制覇までもう少しです!
今週末で終了ですね。

No comments:

Post a Comment