Logic Studio 付属のリズム(ドラム)シンセサイザー Ultrabeat の第3回目です。
第1回ではリアルタイム録音でパターンを作っていきましたが、今回は
Ultrabeatが誇るステップシーケンサーに触れてみたいと思います。
遊び程度で触ったことはありますが、ちゃんと向き合うのは初めてです(^ ^;
■シーケンサーの起動
下の図の部分がステップシーケンサーになります。
まずはプリセットのシーケンスを再生してみます。
上の図の左上が電源ボタンで、ONにするとシーケンサーが動作可能になります。
その下のeditモード切り替えはデフォルトのまま「Voice」モードにしておきましょう。
一番下のPatternのところ(1(cー1)sq)をクリックするとプルダウンリストが
表示されます。
ここではシーケンスパターンの切り替えを行います。
Cの-1から始まって、Bの0までの2オクターブのキーと対応する24個のパターン
が登録できるようになっています。
既にシーケンスパターンが登録されているものには sq という文字が最後に付きます。
このまま1(C-1) sq を選択しました。
最後にシーケンサー電源ボタンの右のボタン「トランスポートボタン」をONにすると
パターンが再生されます。
テンポはアレンジウィンドウで設定されているテンポと同期されます。
■パターンの切り替え
パターンの切り替えは前に触れたように、Patternで選択することも可能ですが、
MIDIノート信号(例えばMIDIキーボードの操作)で操作することもできます。
下部中央にある「Pattern mode」を ON にして、その右側のプルダウンリスト
で切り替えのモードを選択します。
これらのモードについては、実際に試してみるのが一番ですね。
・One Shot Trigger
MIDIノートを受けると(鍵盤を押すと)パターンが1サイクル再生されて
停止します。
次の信号を受けると、1サイクル以内であれば、対応するパターンを
1拍目に戻って再生します。
・Sustain
MIDIノートを受けると開始し、MIDIノートが解放される(鍵盤が離れる)まで
再生を続けます。
再生中に(MIDIノートが解放される前に)新しいMIDIノートを受けると、
そのノートに対応するパターンが1拍目に戻って再生されます。
・Toggle
MIDIノートを受けると開始し、同じMIDIノートを受けるまで再生を続けます。
異なるMIDIノートを受けると、サイクルの途中でパターンが切り替わります。
・Toggle on Step 1
Toggle と基本的に同じですが、サイクルの途中でパターンが切り替わらずに、
次のサイクルの1拍目(すなわちStep 1)で切り替わります。
同じMIDIノートを受けた場合は次のサイクルの1拍目で停止、すなわち
次のサイクルは再生されないことになります。
ライブで即興的に演奏するのであれば、Sustainがいいですね。
予めプログラミングするのであれば、Toggleを使いそうです。
いずれにしても自由度の高い十分なモードが用意されていると思いませんか。
■ちょっとした問題
ここで!
私のKORGのMIDIキーボードはセンターがC3なので、88鍵盤ですが
A-1までしかありません。
ローランド系の方はセンターがC4なので更に厳しいですね。
私はとりあえずA-1以上を使うようにして、それより下も使う必要があれば
トラックにピアノロール等で打ち込んでしまうか、Caps Lock キーボードを
使おうと思います。
■ Voice Mute Mode
右下にあるVoice Mute Mode は、これをONにしておくと、C1以上のドラム
サウンドがMIDIノート信号で再生されないようになります。
MIDIノートをパターン切り替えにしか使わない!宣言ということですね。
切り替えと、ドラムサウンドはMIDIノートが重複していないので、
個人的にはあまり使うことはなさそうです。
―――――
さて次は実際にステップシーケンサーの入力を行ってみたいと思います。
興味深い機能が色々ありますね。
全ての機能を網羅するならマニュアルと一緒なので、ここでは自分が
良く使う機能をセレクトして経験を踏まえてご紹介したいと思っていました。
でも今回は、ちょっとマニュアルに近くて残念です(^ ^;
少しでも何かのご参考になれば・・・
No comments:
Post a Comment