お話します。
今日はオーディオの録音についてです。
■テイクフォルダ
オーディオトラックは、一旦録音した後に再度録音した場合は、
テイクフォルダというものを自動的に作成して、前のテイクを残したまま、
新しいテイクを作成します。
一見一つのテイクしかないように見えますが、リージョン左上の▶印か
リージョンのダブルクリックで下のように複数のテイクが展開されます。
2番目が最初のテイクで、3番目が2番面のテイクです。
1番上は、3番目と3番目終了後の2番目の青いところを合わせた
ものになっていて、実際に耳に聞こえるテイクとなります。
複数のテイクの寄せ集めで作ったひとつの最終形を「コンプ」と
呼ぶそうです。
マウスでドラッグすることによって必要な部分(青)を選択
マウスでドラッグすることによって必要な部分(青)を選択
することができ、非選択(グレー)部分では他のリージョンの
該当の箇所が自動的に選択(青)になります。
こうやって下のように複雑な切り貼りのコンプを簡単に作成する
ことが出来ます。
便利な機能ですよね!
■コンプ
コンプのリージョンの右上にある▼をクリックすると
コンプ用のメニューが表示されます。
「新規コンプ」というのを選んで、別のコンプを作成して、
このコンプメニューで再生するコンプを選択することが
できるようになります。
こうやって、複数のテイクからもっとも良い部分をつなぎ
合わせたコンプを追い込むことができるようになります。
■置き換え
トランスポートバーから「置き換えモード」を選択する
(オレンジが点灯)ことでテイクフォルダを作らずに、前の
テイクを消して新しいテイクに置き換えることが可能になります。
これは明らかに差し替えたい部分を、テイクフォルダではなくて
上書きで差し替えたい場合に有効です。
通常はパンチイン/アウトと合わせて使います。
■削除
オーディオリージョンを削除する時はリージョンを選択して
delete キーを押します。
■おまけ
環境設定から「オーディオ」を選択して、「一般」タブを
クリックすると、クロスフェードタイム、クロスフェードカーブ
でコンプした時のテイク間を綺麗につなぐ為のフェードの情報を
設定することが可能です。
私はとりあえずこのまま使っています。
次はリアルタイム録音−3ということで、MIDIの録音で
覚えたことを幾つかご紹介しますね。
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