ブログを書かないと木が成長しないどころか、しおれてしまうとは(^ ^;
植林対象の成木までもうひと頑張り!
そして Sculpture も、もうひと頑張り(^ ^)
今日はエンベロープをチェックです!

エンベロープを使ってパラメータ値をモジュレートする機能になります。
LFO を使った場合との違いは、LFO が周期的に変化して、それが鍵盤を
離すまで継続するのに対して、エンベロープの場合は、鍵盤を押してから
離して音が消えるまでの、予め設定されていた変化を発生させるところ
ですね。
効果をわかりやすくするために、以下のプリセットを選択しました。
Modeled Pads → Moving Pad
さらにわかりやすくするようにモジュレーションジェネレータを全て
オフにしてみました。

これでエンベロープの効果を体験してみることにします(^ ^)
■モジュレーション・ターゲットセレクタ
ソフトウェア音源・Sculpture の巻(8)前編 のLFO ベースの
モジュレーション・ジェネレータと全く同じ設定方法になっていますね。

LFO の波形に変わるモジュレーションのトリガがエンベロープになります。
実はエンベロープは2つあって、下の図の Envelope 1 と Envelope 2 それぞれ
をクリックすることで、モジュレーションの設定画面が切り替わります。

2つの異なるエンベロープがあって、1つのエンベロープに対して2種類の
ターゲットを選択してモジュレーションをかけることができる・・・
ということになりますね。
■エンベロープ・ディスプレイ
さぁ、主役のエンベロープを見ていきましょう。

○をハンドルもしくはノードと呼んでいるようですね。
これはADSRモデルと似ていますがちょっと特殊なようです。
ターゲットを Pitch に変更してみると、このエンベロープの働きが
わかりやすくなりますよ。
エンベロープの変更方法は、ノードを上下にドラッグすると強さが、
左右にドラッグすると時間を変更することができます。
そして線をドラッグするとカーブが描けるのです!

4つ目のノードの上に「S」というマークがあるのが気になりますね・・
・ Sustain Mode
その答えがエンベロープの下にありました(^ ^)

Sustain は、ADSRモデルの Sustain に相当するようですね。
鍵盤を押している間はこの強さが保たれて、鍵盤を離すと最後の
ノードに向かって変化していきます。
Finish を選んでみると、鍵盤を離すのとは無関係にエンベロープの
時間の通りに最後のノードまでまっしぐらでした(^ ^;
Loop Forward 以降はちょっと特殊ですね。
選択するとエンベロープにちょっとした変化が

3つ目のノードの上に「L」が表示されて、ループの開始地点で
あることが示されます。そして Forward ということで、前に向かって
→が表示されました。
3ノードから4ノード(サスティンノード)までをループすることに
なるようです。
ループが前向きだったり、後ろ向きだったり、交互だったり
するのがこの3つのループ設定になっています。
これも Pitch に変更して、ちょっとハンドラを変化させると、動きが
わかりやすくなります(^ ^)
そうそう、ちょっと面白いことが!
このループポイントの「L」やサスティンポイントの「S」はドラッグする
ことができて、他のノードに移動できてしまいました。
これは画期的というか何がどうなるんだぁ?
ということで色々試してみてください(笑
・Ctrl/Env
Sustain の左にある2つのボタンは何でしょう。

Env をクリックしてオフ(グレー)にするとエンベロープが無効になります。
エンベロープが主役なのに・・・
Ctrl はモジュレーション・ターゲットセレクタの via で設定された
モジュレーションホイール等のコントローラを指していて、上の状態は
コントローラのみでモジュレーションの強度が変更されることを意味
しているようです。
両方オンだったら、エンベロープの変化にコントローラの変化が加わる
ことになります。
ちょっとだけ複雑になってきた(^ ^;
・Sync/ms
この際他のパラメータもみてみましょう。

Empty というボタンはちょっと後回しにして、Sync/ms のボタンを
見てみます。
ms にするとミリ秒という時間設定になって、Sync にすると8分音符や
4分音符のような、 Logic 上のテンポにノードを合わせることができます。
一番右の虫眼鏡ボタンは、これがオン(青)になっていると、どんなに
時間を伸ばしてエンベロープが画面をはみ出しても、マウスを離すと
画面に収まるように縮小してくれるようです。
・A-Time Velosens
今度はエンベロープの上のパラメータです。

A-Time Velosens のA-Time は Attack Time です。
ベロシティの感度をスライダで設定するようになっていて、
プラスの場合は、ベロシティが強いと時間が長くなって、
ベロシティが弱いと時間が短くなりました。
マイナスの場合はこの逆の状況になります。
・Timescale
100%のところを上下にドラッグすると、%の値を変更することができます。
100未満にすると全体の変化速度が早くなって、100より大きいと、
変化速度が遅くなります。
エンベロープの形を崩さずに、変化のタイミングを色々試せるのですね。
■エンベロープの記録
さぁ、今日の最後のパートがやってきました。
このエンベロープは、マウスのドラッグで変更できるだけではなくて、
コントローラを使ってエンベロープを記録することができるのだそうです。
どのコントローラを使うかは一番下の MIDI Controller Assign の
CtlEnv1 もしくは CtrlEnv2 で選択します。Envelope 1/2 それぞれ
別々のコントローラをアサインできるようになっているのですね。

この場合 Envlope 1 であれば、モジュレーションホイールになります。
次に、Record Trigger の「R」をクリックして赤くしましょう。

そして、鍵盤を押してモジュレーションホイールをグリグリと・・・
すると不思議なエンベロープの出来上がりです。

「R」をクリックしてオフにして、実際に弾いてみると、
意味不明ですが再現できてますね(^ ^;
記録のトリガ(開始)には3種類あるようです。

NoteOn: 鍵盤を押したら記録がスタート
Note + CtrlMovement: 鍵盤を押してコントローラを動かしたら・・
Note + Sustain Pedal: 鍵盤を押してサスティンペダルを踏んだら・・
最後に、先程の Empty (Compare) に戻ってみます。

記録が終わると Empty が Orig(オリジナル) に変わります。
そして、その記録した波形をマウスドラッグで編集すると、今度は
Edited に変わりました。
そして Edited をクリックすると Orig に、また Orig をクリック
すると Edited に変わります。
ということで、最初に記録したものと、その後に手を加えたものを
比較することができるというわけですね。
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やっと次回は最終回です!
長かった(T_T)
次は Logic での曲作りに戻りたいですね。
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