Saturday, March 27, 2010

お世話になってます ProjectMix I/O (3)

Logic 上に表示される input チャネルは、ProjectMix I/O の
入力端子の番号と一致しますが、output については
ProjectMix I/O 側で柔軟な設定ができるようになっています。

今回は、この ProjectMix I/O のオーディオインターフェース
の設定について見ていきたいと思います。

■ M-Audio FireWire

システム環境設定から、M-Audio FireWire を実行して、
オーディオインターフェースの設定をおこないます。



ミキサーのような画面が表示されます。



上部にタブが4つあって、目的に応じて画面を切り替えます。

・Mixer

 Logic から出力されたオーディオと、ProjectMix I/O の入力端子
 から入力されたオーディオをミックスして、ProjectMix I/O の
 出力端子や、ヘッドフォンに出力します。

・Output

 出力端子と、2系統あるヘッドフォンへの出力レベルやバランス
 を設定します。

・Hardware

 S/PDIF と ADAT のどちらの端子を使うか等のオプション的な
 設定を行います。

・About

 ドライバのバージョン情報や、ドライバアップデート等の
 Webリンクが表示されています。

■ Mixer

Mixer の仕組みを、もう少しみていきましょう!

・1/2 sw rtn

1/2 Software Return ということで、Logic 上の
Output 1/2 からのオーディオ信号に対しての
設定です。

下の方にある "out" では、ProjectMix I/O の
アナログ出力端子1・2か3・4のどちらに
出力するかを設定できます。

つまり、Logic で 1/2 を out に設定したとしても、
ProjectMix I/O の 3/4 に出力することができます。

Aux(オグジュアリ)への出力レベルを設定する
こともできます。

Aux はヘッドホンの出力に向けることができて、1/2、3/4
それぞれをヘッドフォンモニタリング用にミックスする事が
できるというわけです(^ ^)

・analog 1/2 in

今度は ProjectMix I/O の入力端子からの
オーディオ信号のに対しての設定です。

入力した信号をそのまま、PorjectMix I/O
の出力端子や、ヘッドフォン端子から出力
してモニタリングができます。

先程と同様に、"out" で出力端子を設定する
ことができます。左の状態ですと、出力されない
で Logic に送られるだけになりますね。

Aux も同様です。
ここで、Logic からのオーディオ信号と、
ProjectMix I/O からの入力信号をミックスして
モニタリングができるわけです!


■ Output

次は Output タグです。



・1/2 out

ここでは、出力端子からの出力に対しての
制御を行います。

上の "bal"は左右のレベルのバランスを設定
します。これに連動して下のフェーダも
動きます。フェーダも動かすことができます。

下に "main" というボタンがありますが、
クリックすると "aux" に変わります。
今初めて気づいたのですが・・・(^ ^;

Aux の出力は、ヘッドフォンからだけでは
なくて、アナログ出力端子(LINE out)からも
出力できるんだぁ


・aux / phones 1

aux は Mixer で設定した各インプットから
aux に出力されたオーディオ信号の、最終的
なバランスを決定するところですね。

Phones 1 はヘッドフォン1への出力バランス
と、1/2、3/4、aux のうち、どのソースを
出力するかを設定することができます。

ボーカルの人のためのモニタミックスを
aux にして、エンジニアの人向けに
Phones 2 のソースを 1/2 にする、みたいな
ことができるわけですね。



■ Monitoring Settings

hardware タグの、Monitoring settings は 本体上面にある
2つのヘッドフォンのレベルつまみの右側にある A/B
ボタンの役割を設定します。



設定画面はこんな感じです。



・direct monitoring

ダイレクトモニタリング(DM)は、
ProjectMix I/O の入力端子からの入力を
直接出力することを意味しています。

A/B ボタンを押してLEDが点灯すると
DM がON、消灯するとOFFになります。

具体的に言うと、DM がONになると
左のような状態になって、OFFになると
"out" の1/2、3/4それぞれがOFFになる、
すなわち アナログ入力の1〜4への
入力信号は、どこにも出力されない
ということになります。

このように1〜4に限定された機能に
なっています。


・headphone out 1 A/B

これはヘッドフォン1だけが対象になっています。

同じ画面にある、set source というボタンを押すと
次のような画面が表示されます。



A/B ボタンで瞬時に入力ソースを切り替えることが
できるのですね(^ ^)

この場合は、A/B のLEDがOFFになると、Out 1/2
のモニタリング。LEDがONになると、Out 3/4 の
モニタリングに切り替わります。

結構使えるような気がしませんか(^ ^)

さぁ、あと一息!

■ settings

すべてのタブ画面の右側に表示されている設定画面です。

・load, save, reset, delete

今までの設定を、設定ファイルとして
保存したり、読み込んだりする事が
できます。

・level controller

A/B ボタンの右側に LEVELつまみが
ありますが、このツマミの機能を選択
することができます。





普通は output bus にして、アウトプットのボリュームを
コントロールするツマミという役割にするのでしょうね。

・main output

出力端子からの出力をミュート(mute)したり、
20dB下げたり(dim)することができます。
ヘッドフォンは影響を受けません。

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次回こそは、コントロールサーフィス部分をチェックしたい
と思います(^ ^;

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