MainStage for the Live(第3回)の予告通り、今回はチャンネルストリップの作成や
変更をおこなっていきたいと思います。
■音源の追加
Clav & Male Voice に新しい音源を追加したいと思います。
まずパッチリストで Clav & Male Voice を選択します。
続いてチャンネルストリップの右上にある「+」をクリックして、新しいチャンネル
ストリップを追加します。
「+」をクリックすると、どのタイプのチャンネルストリップにするか聞かれますので
「ソフトウェア音源」を選択したいと思います。
番号は1がデフォルトですが、ここに入力した数分のチャンネルが追加されることに
なります。
MIDI入力には接続されているPCR-30がデフォルトで表示されますね。
こんな感じで追加されました。
追加されたソフトウェア音源チャンネルは、EVP88の Suitcase bright になっています。
なんとなく無難なところですよね(笑
でも私が追加したいのは Bass なので、チャンネルストリップで新しく追加した
チャンネルを選択してから、真ん中下にある「ソフトウェア音源チャンネル・
ストリップ・インスペクタ」の「チャンネル・ストリップ・ライブラリ」タブで
適当な Bass 音源を選択することにします。
選択するとワークスペースに Bass Clash が Calv に重なって表示されました。
これは32鍵盤全てで Clav と Bass Clash の音が両方とも鳴ることを示してますよね。
■スプリット設定
低音域の鍵盤は Bass で、高音域は Clav にして左手と右手で音源をスプリットさせたい
と思います。32鍵盤でストリップさせて上手く演奏できるかわかりませんが(笑
同じ「ソフトウェア音源チャンネル・ストリップ・インスペクタ」の「レイヤエディタ」
タブでそれぞれの音源の音域を設定することができます。
鍵盤イメージの上にある、それぞれの音源の帯の両端をドラッグすることで範囲を変える
ことができます。
もう一つの方法は、チャンネルストリップで該当の音源を選択して、レイヤエディタの
低音キー、高音キーを直接選択するか、「登録」ボタンをON(赤く点灯)にして、
MIDI鍵盤を押すことで、それぞれの位置を設定することができます。
ワークスペース上の表示もちゃんと変更されました!
■フローティング設定
「レイヤエディタ」のフローティングって何でしょうね?
設定してみる面白いですよ。
下の例ですと、高音域のClav の低音キーは G2(ソ)ですが、フローティングを3に設定
すると、F#2, F2, E2 と3半音分の黄色の薄い帯が表示されました。
この設定ですと、上の鍵盤から降りてくると、なんとスプリットのポイントが黄色い
薄い帯まで伸びて、Clav が鳴ります。下の鍵盤から上がってくると緑の薄い帯まで
Bass が鳴ってくるのです。
つまり演奏状況によって、同じ鍵盤が Clav になったり Bass になったり(^ ^;
これが実際に演奏してると、不思議としっくりくるんですよ。
今回の32鍵盤という限られた範囲では本当に助かります(^ ^)
是非お試しを!
この機能を、フローティング・スプリット・ポイントと言うそうです。
■ MIDI入力
同じチャンネル・ストリップ・インスペクタの「MIDI入力」タブも見てみましょう。
・キーボード
私はPCR-30しか繋いでいないのですが、音源ごとに入力するキーボードを変えることが
できるみたいですので、複数のMIDIキーボードを繋いで、同じ人か別の人が同じ音源を
別の設定で、または別の音源を同時に弾くことができるんですね。
1台のキーボードに1台ずつ Mac を用意しなくて済むのでいいですね・・・
って当たり前か(^ ^;
・フィルタ
例えば「ピッチベンド」をチェックすると、ピッチベンドを操作してもピッチが変わら
なくなります。つまり、使いたくない機能にチェックを入れるんですね。
とりあえず今回は設定することはなさそうです。
・トランスポーズ
Clav のトランスポーズは12に設定しました。
1オクターブ高い音域にしたかったのです。
ソフトウェア音源毎に細かく設定できるので、32鍵盤という限られたスペースでも
何とかなる気がしてきました(^ ^)
・コントローラ
これも面白いですね。
例えば入力に「モジュレーション」を選んで、出力に「音量」を設定すると、
MIDIキーボードのモジュレーション操作で音量が変わるのです。
つまり、あるコントローラへの操作を、別の要素の変化に適用することができるのですね。
またトランスフォームで、その変化の仕方をグラフィカルに設定できます。
・ベロシティスケーリング
これはどんな風に使うんでしょう。
ちょっとまだ良くわかっていません。
入力ベロシティと出力ベロシティの関係をグラフで変換することができるようで、
例えばグラフの書き方によっては、弱く鍵盤をたたく(低い入力ベロシティ)と、
強い音(高い出力ベロシティ)が出るみたいなことができます。
これは極端ですが、よほど強く鍵盤をたたかないと強い音が出なくすることも
グラフのカーブの描き方で出来る訳ですね。
基本的には楽器の特性を上手くだせるようにするということでしょうかね。
「ノート入力」というのは、入力ベロシティに関係なく、たたく鍵盤によって
ベロシティの強さが変わるというものです。高い音程、明るく強い音がでるように
する、みたいなことができるんですね。
今のところ、こんな微妙な変化まで気持ちがまわりません(^ ^;
■属性
最後に「属性」タブを見てみます。
チャンネルストリップの色と名前を変えることができるんですね。
アイコンも変えられるので、新規で作成した時にアサインされているデフォルトの
アイコンを楽器アイコンに変更しました。
−−−−
1週間に一度だとなかなか進みませんね(^ ^;
今度は、MainStage の重要な鍵を握る(といいな) Playback と Loopback に挑戦です!
いつも大変参考にさせて頂いてます!
ReplyDelete教えて頂きたいことがありまして・・・。
二台のmidiキーボードをmainstageにつなぎ、別々の音を出すことって可能ですか?
例えば、
一方はピアノ、もう一方はオルガンといった風に。
宜しくお願いします。
ご参考にして頂いてありがとうございます!
Delete私も試したことがないのですが・・・
チャンネルストリップで対象の音源を選択して、インスペクタにてMIDI入力タブを選択すると、マルチティンバーが選択できるようになっていて、受信MIDIチャンネルを設定することができます。
これを使って、それぞれのMIDIキーボードのMIDI出力のチャネルに別のチャネル番号を割り当てて、これをそれぞれの音源の受信MIDIチャネルとあわせることで、理論的には「二台のmidiキーボードをmainstageにつなぎ、別々の音を出す」ことが可能になると思います・・・
私も週末に試してみます。
もし検討違いでしたらすみません。
早速お返事ありがとうございます!
ReplyDelete帰ったら試してみます!
ご親切にありがとうございます。