頑張っていきましょう・・・>私w
第8回はモジュレーションジェネレータになります!
■ モジューレーションジェネレータ
今まで出てきた色々なパラメータの一部を、LFO(Low Frequency
Oscillator)という低周波発振器で生成された波長の長い信号で変調
して(モジュレーション)、音に変化を与えます。
変化の仕方は、音程のパラメータであればビブラートのような効果に
なりますし、もしそれが材質であれば音質そのものがLFOの波形に
応じて定期的に変化することになります。

上の図の一番下に、LFO1、LFO2、JITTER、VIBRATO・・とタブが
ありますが、変調に使われる低周波はLFO1つではないため、タブで
画面を切り替えることで複数のモジュレーション を設定します。
この場合少し濃い水色に文字がなっているVIBRATOとCTRLA/CTRLB
がオンになって機能していることを意味しています。
それでは一つずつ見ていきましょう(^ ^)
■LFO1と LFO 2
・Waveform
低周波の波形ですね。9種類(サイン波、三角波、ノコギリ波など)の
波形から選択します。パラメータの変化の仕方が変わることで、音に変化
が出てきます。
Sample&Hold というのは、ノイズ信号から一定間隔でサンプリングをして、その値を
一定時間保持して波形を形成するのだそうです。
Waveform の下に表示される波形を見ると感じが掴めますね。

・Curve
この値を変化させることで、表示される波形も変化します。波形にバリエーションを与えるもので、サイン波に対して
+につまみを回すと矩形波に変形していきます。
・Rate
低周波の周期を設定します。つまりどのような周期で音に変化がでるか
ということですよね。設定では sync と free の2つの方式を選択できます。
【sync】
Logic の拍に同期して周期が決まります。この場合は64分音符で最後の "t" はトリプル
(三連符)を意味しています。Slow では32小節で
1周期となる超低周波になります。
【free】
こちらは何Hzという普通の周波数設定になりますね。100Hz以下が低周波なんだそうで、最も早くて100Hz
になります。ちなみに20Hz以下が超低周波で一般的に
可聴の範囲を超えるレベルとなります。
・Envelope
右(delay) に回すと、LFOの立ち上がり時間を設定できます。
右に回すほど効果(変調)がゼロの状態から、効果が出てくるまでの
時間が長くなります。
逆に左(decay)に回すと、効果がゼロになるまでの時間を設定できます。
左に回すほど効果がある状態から効果がなくなっていくまでの
時間が長くなります。

・Phase
右(poly)に回すと、ボイス単位(1音)に独立して変調が適用されます。
つまり、ボイスの開始が異なれば、LFOの波がボイス毎にばらばらに
なる(位相が異なる)わけです。
左(mono)に回すと、LFOの波形が全てのボイスで同期しますので、
各ボイスの始まりがばらばらでも、変化は同タイミングで起こります

マニュアルでは、ストリングスのビブラートのケースで、一番左に
回した mono から少しだけ右に回した状態が理想的と書かれています。
つまり、複数のストリングスのビブラートのタイミングが一致すると
美しいけど、実際は少しズレが出ないと機械的になってしまうという
ことでしょうね。
・RateMod
Rate を Modulate するということですから、LFO の周期を変化させるということになりますね。
左のケースでは、Source が Off になっていますが、下の図の
ように 鍵盤を叩く強さやキーの高さ、 またモジュレーション
ホイール等のコントロラーを Source に指定することで、
これらの強さ、高さによって、Rate が変化することになります。
どのように変化するかが垂直スライダーで決定されます。+であれば、強くなれば Rate が早くなって、−の場合は、
強くなると逆にRate が遅くなります。
・Target / via

1のボタンをクリックして水色になるとONになります。
ここで始めて今まで設定してきた LFO で何をモジュレーションするかが
決定されます。そして、ここがONになっていなければLFOは機能しない
ことになるわけですね。
下の図の左側が Target で、何をモジュレーションするかを選択します。
右側が via で何を行うことでモジュレーションが発生するかを選択します。
先程の Source と同じですね。


かなりのパラメータに対してモジュレーションを行える
のがわかりますね。
弦の物理特性や、弦を鳴らしたり妨害するオブジェクト、
ピックアップの位置、WaveShaper や Cutoff などなど。
なんか時間が経ち過ぎてちょっと懐かしいかも(^ ^;
弦の材質が定期的に変化するなんてすごいですw
次に、水平のスライダについてです。
via が off(何も指定してない) 時は、上のスライダー(via)が表示されません。
下のスライダー(amt)によって、モジュレーションの量が決定されます。

Via が設定されている場合は、ちょっと複雑です。
えーなんですって・・・(^ ^;
viaのスライダー位置が、via の最大値の時のモジュレーションの量で
amt のスライダー位置が、via が最小値(ゼロ)の時のモジュレーション量
ということです。
そうか、そんな難しくないですね。
amt は、例えばモジュレーションホイールがゼロの位置でもかかる
モジュレーションで、モジュレーションホイールを最大値に持って
いくと、via で設定したレベルまで大きくなる。いや小さくなることも
できますね。
ということだそうです(^ ^;
Target / via は2つ設定できるようになっていますので、一つのLFOで
二つまでのパラメータに対して異なる Source を使ってモジュレーション
を行えることになります。
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とてもモジューレーションジェネレータを全部終わらすことは
できませんでした(ToT)
といことで次回は(8)後編ということで、JITTER や BIBRATO 等を
チェックしていきたいと思います。
おやすみなさい・・・
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