設定の保存方法について見ていきたいと思います。
プロジェクトそのものを保存すれば、確かに設定は保存されますが、
新しいプロジェクトを作成した際には、また一から設定しなければ
なりません。
となるとパッチに保存すれば良さそうですが・・・
まずは準備から始めましょう。
新規のプロジェクトを開くことにします。
「ファイル」メニューから「テンプレートから新規作成」を選んで・・・
「ソングライター」あたりで始めましょう
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ソフトウェア音源の Steinway Grand Piano のトラックを選択して
コントロールバーの一番左のライブラリアイコンをクリックして
ライブラリ画面を一番左に表示させます。
以前は一番右側に何となく表示されていたライブラリが、一挙に
主役に躍り出てますね。Logic Pro X での大きなUIの変更のひとつ
だと思います。
チャンネルストリップの一番上の Stainway ... の左どなりに青い▶
マークがありますが、これは表示されているライブラリの中の
パッチ(設定)がチャンネルストリップ全体のパッチであること
を示しています。
続いて ソフト音源である EXS24 の左側(グレーのところ)
をクリックすると青い▶が表示されて、ライブラリの表示内容が
変わります。これは EXS24 のみのパッチであることを示しています。
またエフェクトプラグインの Channel EQ の左側をクリックすると
今度は青い▶が指すライブラリの中にエフェクトのパッチが表示されます。
こんな風にチャンネルストリップの左側にライブラリが移動した
ことで、直感的なUIになって、操作性が改善されたと思いませんか?
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さて、それでは本題です。Smart Control の設定が変更した後、
どこのパッチに設定内容を保存することができるのでしょうか?
Smart Control では、音源のパラメータだけではなくて、エフェクトの
パラメータも同じ Smart Control 内でコントロールする事ができました。
ということは、一番上のチャンネルストリップのパッチということに
なりますね。
実際にSmart Control を変更後に、音源のパッチを作成してみましたが、
やはりSmart Control の設定は保存されていませんでした。
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では、実際にやってみましょう!
ここではNative Instruments 社の Kontakt 5 を音源として選択してみますが
付属の音源でも内容は一緒です。
まずはトラック1の上にある左の「+」マークをクリックして
新しいトラックを追加して、
ソフトウェア音源を選びましょう。
「ライブラリを開くは」デフォルトでチェックされていますね。
私の場合は Classic Electric Piano のパッチで、Vintage Electric Piano
が加えられました。
では音源を変更してみましょう。ここも大きな UI が変わりましたが
プラグインの上にマウスをかざすと、3つのアイコンが現れます。
左がプラグインのオン/オフで、真ん中がプラグインのコントローラ
が立ち上がって、一番右でプラグインを選択することができます。
ぎゅっと押し込めた感じで、まだ少し戸惑いますが、なるべく
ワンタッチでできるようなインターフェースに変えようとしている
のかもしれません。
私は AU音源→ Native Instruments → Kontakt 5 → ステレオ
を選ぶことにします。
パッチとしては同じ Electric Piano 系の Scarbee Mark I にしましょう。
Smart Control はどうなっているかというと・・・
こんな感じです。
ちょっとここで小ネタ情報です。
最初にソフトウェア音源のトラックを作成した時に、デフォルトの
パッチではなく、一度別のパッチを選択しておくと、Smart Control が
そのまま継続されるようです。
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さあ、次はパラメータをSmart Control にアサインしていきましょう。
前回と同様に、左上の「i」マークをクリックして設定画面を表示して
設定したいコントローラをクリック。そして、パラメータマッピング
で対象のパラメータを選択すれば出来上がりです。
#000 〜 #511 までの 512 のパラメータがAUプラグインでは定義
されているようです。#511の次に実際のパラメータ名が表示
されているのは、#000からがパラメータ名に変わって、単純に
ソートされているからでしょう。
内部的な番号でソートするような改善があるといいですね。
結局リバーブのオン・オフ等スイッチが欲しかったので、
全然関連性がないテンプレートですが、Acoustic Drums を使って
みました。
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あともう一息です。最後の設定の保存にいきましょう!
最初に味気ないアイコンを変更しましょう。
トラックのアイコンを右(左)クリックして、適当なアイコンに
変更します。
続いて、ライブラリの表示をチャンネルストリップのパッチに
切り替えます。下の図では、Setting の左をクリックして青い▶
マークを表示させます。
次にライブラリの右下にある「保存」をクリックします。
自分のユーザーフォルダの下の Instruments というところに
保存されるようです。整理のためにこの下に Keyboard という
フォルダを作ってそこに保存することにしました。
「ユーザーパッチ」というカテゴリが追加されて、
Keyboard という自分で作ったフォルダにパッチが完成です!
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これで、新しいプロジェクトを作っても、設定済の Smart Control で
チャンネルストリップを再現することができます。
Apple純正ではない音源の管理も、良く使う音源はこんな感じで
パッチを作成しておくと楽ですね。
ではまた!